2025年9月8日に開催された令和7年第4回定例会で『支援が必要なこども達について』の質疑を行いました。
近年では、発達障害の診断件数は増加傾向にあり各学校内でも支援が必要となる児童・生徒の数、特別支援学級在籍者の増加が顕著に見られています。そのような背景がある中、現代においては発達障害に対する社会の理解も深まり、早期発見、早期支援に繋がる動きも広がってきていると感じております。
一方で、発達障害の診断基準を完全に満たさない、発達障害に似た特性を持つこども達に対する支援について考えていかなければなりません。
日常生活においては、集団行動が苦手、友だちとのコミュニケーションが難しい、学習面でつまづきがあるなど様々な困難が存在しています。診断が付かないため、周囲からは「努力不足」、「甘えている」などと誤解されてしまい、適切な支援を受けにくいこともあります。
- 今後、個々の支援が必要となるこども達が増えていくと想定されていく中、学校としては十分な支援が行われているのか?
- 教員以外にも支援員や介助員の数も増えているため、個々に対する支援の取組みも日々行われています。
との回答がありました。
学習支援として、小学校4年生、中学校1年生に算数又は数学の※チューター制度を取り入れていることに対し、今後は学校の裁量について学年での配置を決める方針ですが、特に小学生高学年においては、中学校に進学する準備期間であるため、高学年の4年、5年、6年生の各学年にチューターを配置し、学習支援を行って欲しいとお願い致しました。
また、支援が必要なこども達について、学校の教員に向けたセミナー等が定期的に行われている中、これまでは開催がなかった保護者に向けたセミナー開催を行って頂きたいと要望致しました。
学校の教員とこどもの発達に不安を抱える保護者の方々との相互理解や個々のこども達に適した支援の在り方を共有しながら教育に反映させて頂きたいと思います。
※チューター制度とは・・・個人指導、個別指導によりサポートを行う制度の事。









